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iPhone/iPad等iDeviceの脱獄のメリットとは？
投稿日2011-05-01
更新日2016-03-04
著者 xiaolong1216
カテゴリー iOS裏ワザ系 脱獄 iPhone SIMロック解除 アンロック SIMフリー化
カテゴリー VPN 中国ネット規制回避 壁越え

 






 
 
 
 
最近twitterでとある上海在住の方から、
「脱獄のメリットが未だに解らない者です。メリットについて教えて頂けませんか？」
というツイートを名指しで受けた。
（その後まともにお返事したのだが何の反応も得られていない。。ちょっぴり悲しい）

そこでちょうど2日ほど前に、
著名なハッカーである@geohot氏＝George Hotz氏のブログに、
脱獄アプリインストーラーの定番であるCydia（シディア）の作者であって、
ある意味脱獄の世界では神様のような存在である@saurik（ソーリック）氏＝Jay Freeman氏のインタビューが掲載されていたことを思い出した（英語だが）。
その題名もそのものズバリで
「Why you should jailbreak your iPhone（iPhoneを脱獄しなければならない理由）」

上記はあくまで参考ということで、
これだけを見てもまあなかなかわからないかもしれない
（楽しそうなのはわかってもらえるかと）。

そこで簡単に日本語でまとめてみたいと思う。

■まず脱獄とは何ぞや？
基本の基本だが、iPhone/iPad等AppleのiDeviceに対する「脱獄(Jailbreak)」とは、
通常はiTunesを通じてApple公認のアプリケーションしか入れられないのだが（この状態をAppleが作った牢獄に入っている状態に比喩している）、
iPhone/iPad等のiDeviceのシステムを根本からいじれるように改造する（牢獄から抜ける＝脱獄する）ことで、
公認ではないアプリを入れられるようになることだ。
詳細については端折るが、
基本的にはシステムの脆弱性を突いて、
本来は強力な権利がなければ出来ないことを出来るようにしてしまうという仕組み。
上記のApple公認アプリでは、
iDevice本体に対して許されている変更は非常に少ない。
基本的には完全に独立したアプリの中で処理を完結させるものばかりで、
アプリからアクセスできるシステムリソースが非常に限られている。
特にSpringBoardの表示に対する変更は、
脱獄しなければせいぜい壁紙の変更や言語の変更くらいしかできない。
しかし脱獄をすれば、iDeviceの様々なシステム環境の設定変更が可能になる。
それによって、以下のメリットが発生する。

■脱獄メリット1：SpringBoardやアプリデフォルトの外観・動きのカスタマイズが可能に
→より便利かつクールに使えるようになる。
例えば・・・
・アイコンやその他のデザインのカスタマイズ（WinterBoard）
・アイコンの配置の数の変更（Five iconシリーズ）
・フォルダ機能の拡張（FolderEnhancer等で無限にアプリを入れられるようにする等）、
・遅延処理を無くしてもっときびきび動くようにする（FakeClockUp等）
・SpringBoardで画面スクロールしたときの効果の変更（Barrel）
などなど。

■脱獄メリット2：iOSの機能拡張が可能に
→通常のiOSではできない便利な機能を使えるようになる。
→真のiPhoneの力を引き出すことができる（大袈裟？）
例えば・・・
・画面上での特殊なジェスチャーでアプリ起動・機能ON/OFF（Activator）
・真のマルチタスクが実現する（Backgrounder）
・ロックスクリーンにカレンダーなどを表示（LockCalender）
・簡易メニューを表示、設定に入らなくても機能のON/OFF等が可能に（SBSettings）
・テザリング（インターネット共有）が不可能なキャリアやiOS4.3以前のiOSでもWiFiテザリングができるようになる（MyWi）
などなど。

■脱獄メリット3：条件付だがSIMロック解除ができるようになる
→特に海外ではこのために脱獄をしている人が多いのではないだろうか。
現状ではSIM下駄を履かすなどして脱獄しなくてもSIMロック解除ができるし、
脱獄後のSIMロック解除ツールUltrasn0wも最近のベースバンドに対応していないなど、
不完全な状態ではあるが、、、
かくいう自分もなぜiPhoneの脱獄をしているかというと、
2007年にアメリカでしか発売されていなかったiPhone2Gを、
中国で使うために脱獄とSIMロック解除を行ったのがきっかけで、
現在でもいち早くiPhone4アメリカ版を購入してベースバンドを維持しているので、
中国で使用するには脱獄がどうしても必要だからだ。

■脱獄メリット番外編：iPhone/iPad等の仕組みに詳しくなる（笑
→このブログを見ている時点で、あなたも十分脱獄フリークです（笑
というのは冗談として、
友人やお店に完全に任せて脱獄をしている人でさえも、
iOSをアップグレードしても脱獄を続けるためには最新情報を常に手に入れなくてはならない。
そうこうしているうちに結構iOSやiPhone/iPad本体についての知識も、
普通にAppleの言うなりに使っている人に比べれば明らかに増えてくるというもの。
また脱獄ツールには最近母艦にツールやファームウェアをダウンロードして、
CFWを作成することが必要なものがあり、
ついでに母艦（MacやWindows）に関しても詳しくなるというメリットも。

・・・以上についてメリットを感じない人や、
面倒くさいと思われる方はいっそ脱獄などしないことをオススメする。
脱獄は必ずしなければならないものでは決してないし、
脱獄をすることでAppleの公式サポートが受けられなくなったり、
作業に失敗するとiPhone/iPad等iDeviceが文鎮化して使えなくなったりする危険性を孕んでいる。
また不用意にiOSのバージョンを上げてしまうと、
そのiOSに対応した脱獄ツールがリリースされるまでは脱獄ができなくなり、
古いバージョンのまま使っていく必要がある。
脱獄はあくまで自己責任で！！！
これは再度強調させていただきたい。
そして脱獄に関して問題が起こったからと言ってむやみに私に質問はしないでほしい。
（私は無料サポセンではないです！笑）

・・・でもAppleの創始者のスティーブ・ジョブズ氏もこんなことを言っていた。
「Stay hungry, stay foolish」と。
たぶんiPhone/iPadを持っている人、
Appleファンなら誰もが知っているくらい有名な言葉ですよね。
で、iOSの脱獄は正にそれを実行することだと僕は勝手に考えている。
皆さんはどうお考えだろうか 



 
 
 
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